山歩き
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【Day1】宝篋山で初登山! 初めてでも山歩きの楽しさ満載、登山にハマったきっかけの山

yuichit
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登山日:2022年10月22日

宝篋山(ほうきょうさん)は標高461mと低い山ですが、何といっても低山とは思えない眺めの良さ! 近くに筑波山と霞ケ浦、遠くに富士山、スカイツリー、日光の山々まで、晴れていれば一望です。

それもそのはず、下に地図を貼り付けましたが、宝篋山は何物にも邪魔されない、関東平野を一望できる最高の位置にあるのです。低山でも絶景を楽しめる唯一無二の山、私にとって初登山の山で、その後何度も登っていますが、登山入門の山として超おすすめです。

私にとって、本格的に「登山を始めよう」と思ってから最初に登ったのが宝篋山です。宝篋山を登ったこの日を起点に、山行記録を書いていこうと思います。一緒に、山行までに調べた情報も載せたいと思います。忘備録として、また、これから始める人に少しでも参考になればと願いつつ…

冒頭にも書いたように、宝篋山は標高461mの低山ですが、霞ケ浦や筑波山、遠くは富士山・日光連山・都心のビル群まで、関東平野を一望できる地元に人気の山です。この日以降、何度か登っていますが、小さな子供からお年寄りまで、いつも多くの人とすれ違い、挨拶や会話を楽しみながら歩けます。コースバリエーションが豊富で、ちょっとした渡渉やロープ場もあり、入門者の私には登山の楽しさを知る絶好の山でした。

実際は、「登山を始めよう」と思って登ったわけではなく、京都観光をしているうちに「京都一周トレイル」を知り、これを歩くためにトレッキングシューズを買ったのが本当のきっかけでした。足慣らしのために、近くて初心者にも登れそうな山を探して見つけたのが宝篋山でした。

もう一つ、後押ししたのが「YAMAP」(https://yamap.com/)というアプリです。「登山 初心者」といったキーワードで検索していて見つけ、こんな便利なアプリがあるのか! とすぐにダウンロードしました。昔、家族で神奈川の大山(おおやま)に登ったことがあるのですが、地図は持っているものの周りに人がいなくなったとたん、道に迷ったのではないか、と何度も不安になった経験があり、登山とは無縁になったのです。なので、このアプリがあればもう怖くない、と思い、宝篋山に登ってみることにしました。

ルート

小田休憩所からスタートして極楽寺コースを登って山頂へ、その後、少し大回りの常願寺コースで下るルートをとりました。極楽寺コースは一番人気のコースで、沢沿いを歩きます。また、途中でいくつか小さな滝を見ることもできます。常願寺コースは、極楽寺コースに比べ人も少なく、静かな山歩きが楽しめます。途中には宝篋城跡や尖浅間山があります。

山行記録

小田休憩所から少し離れた市営駐車場に車を止めてスタート。初めての登山ということで妙に緊張していて、登山口の駐車場に止めることにもなぜか躊躇してしまい、ここに止めました。恥ずかしくて人の後ろのほうに隠れている感じでしょうか? 別に登山口の駐車場が一杯だったわけでもないのに…

市営駐車場に立っていた看板。「筑波山地域ジオパーク」のジオサイトの1つだそうです。こういう情報があるとうれしいです。予備知識があったほうが歩くのも楽しくなりますよね。
筑波山地域ジオパークについて | 筑波山地域ジオパーク公式ホームページ

小田休憩所から極楽寺コースを歩き始め、少し進むと「登山者用扉」があります。これまた初めてのため、ドキドキしながら開けて、閉めた後もちゃんと閉まっているか念入りに確認。(ちなみに、この日は、1枚も写真を撮ることなく終わりました…。そんな余裕はなかったんだと思います。ここに載せている写真はすべて1年後の2023年10月に登った時に撮ったものです。)

登山道には、トレッキングマップ(小田休憩所に置いてあります)の番号に対応した案内板が所々に立てられています。案内板28番のところで分岐があり、「五輪塔」方向に進むと下記のような塔があります。鎌倉時代の作品だそうです。丸っこくてかわいらしい姿。

YAMAPで自分の位置は分るものの、現地で得られるマップを見ながら歩くほうが好きです。マップを見ながら歩き、ときどきYAMAPで「迷ってないよね」と確認する感じです。

五輪塔、鎌倉後期の作だそうです。登山を始めると、歴史や信仰に触れる機会がとても多くなり、それもうれしい。

極楽寺コースでは、沢沿いを歩きます。途中に滝があったり、小さな木製の橋を渡ったりしながら、気持ちよく歩けます。

沢沿いを抜け、大岩群、こぶしの森を過ぎ山頂へ。浅間神社の鳥居をくぐると山頂です。

山頂からは筑波山が間近に。反対側からは霞ケ浦から太平洋まで望めます。この日は見えませんでしたが、もちろん富士山も(関東の富士見百景に選ばれているそうです)。

山頂から望む筑波山

山頂からは常願寺コースで下山します。山頂を下りるとすぐに宝篋城ルートへの分岐があるので城跡に寄り道し(何もありませんが)、尖浅間山頂を経て小田休憩所に戻ります。途中、なかなかの急登を下ります。

冒頭で「挨拶や会話を楽しみながら」と書きましたが、実はこの頃はまだ、他の登山者に「こんにちは」と声をかけるにも気が引けてしまい(声をかけるタイミングとか、グループの人たちにはどうしよう、とか内心ウジウジ…)、ちょっと苦手でした。なので、帰りの常願寺コースはほとんど誰ともすれ違わず、のびのび歩けたことを覚えています。

最後、池の横を通って極楽寺コースと合流し、休憩所へ。今回通ったルートの標準コースタイムは、登り1時間45分、下り1時間50分、合計3時間35分の行程です。

登山口の駐車場に止められなかったり、人とすれ違うときの挨拶に緊張したり、「ドキドキ ウジウジ」の宝筐山でしたが、そういう気持ちを差っ引いても下山したあとの達成感や満足感が上回り、この日を境に、いっきに山歩きにハマっていったのでした。

宝篋山の情報

宝篋山:標高461m、茨城県つくば市と土浦市との境に位置し、筑波連山最南端の山。

宝篋山については、つくば市の公式サイトがおすすめです。
宝篋山/つくば市公式ウェブサイト

コースマップ:宝篋山トレッキングマップ(つくば市公式ウェブサイト)

筑波山地域ジオパークについて:筑波山地域ジオパーク公式ホームページ

ABOUT ME
ななまがり
ななまがり
50歳を過ぎてから登山に目覚めた初心者です。
登山の知識や技術を学びながら、美しい山々はもちろん、ロングトレイルにも挑戦していきたいと思っています。
いつかアメリカの3大トレイルを歩きたい!
「歩く旅」を通じて得られた感動や発見などを綴っていきます。
どうぞよろしくお願いします。
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